オードリーとオールナイトニッポン まだまだ30代!編/ニッポン放送

 

 

オードリーのオールナイトニッポン10周年ツアー in 武道館。

先日ぴあから4回目の落選を告げられ、仕事も手につかず落ち込んでいた。
当選アップ券も使ったのに。

 

しかし、

 

神様は見ててくださいました。

常日ごろオフィスの(誰も交換してくれない)ウォーターサーバーを替えたり、

(誰も押さないエレベーターのボタン)を押したりという、

ささやかな徳。

なんとリトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンを聞いているリスナーの事)仲間の後輩が、
チケット余ったので一緒にどうですかという事で行けることに。

ありがたい。

 

 

という事で、昨年の12月に発売されたばかりのオードリーANNムック本。
この本は1890円とムック本にしては少々お高めだ。
高いなと一瞬思ったけど、本読んで付録の傑作トークCD聞いたら
むしろ、こんなに楽しませてくれてありがとうという気持ちになった。

内容は、
巻頭オードリーと、青春時代
三四郎小宮と若林の対談
クロニクル
むつみ荘レポート
漫画「カスガ金融道」
などなど。

巻頭はオードリーの二人が若手時代の想い出を語る。
「そっくり館キサラ」の前説をやりながら、売れることを夢見ていた。
楽しいこともあったけど嫌な事ばかり思い出す『クソな時代』だったと言い放つ。
成功すると昔を美化する人もいるけど、昔を宝物というのではなくそのままの記憶として
正直に言うところがすごくいいなあと思う。文章に挟む写真もいい。

三四郎の小宮との対談も若林×小宮の組み合わせが新鮮で、
実は二人とも思考が似ている部分があって面白い。

特に小宮が差し歯を入れたエピソードは、
当時歯が欠けている方が芸人として美味しいのに何で入れるのかと思っていたので、
対談を読んですっきりした。
歳も少し離れた二人。ライフステージの変化による周囲からの評価。
これまで若林が先に通過してきたからこそ、小宮の気持ちが分かってしまうのか。。
芸人の苦悩が垣間見える。

一点だけ読んでいてショックだったことがある。
以下クロニクルより抜粋。

若林「(女性が)うちに来て、たぶん善意で片づけたりしてくれて、脱ぎ散らかした服とかをハンガーにかけてくれたりすると、
すげぇムカつくんだよね。もう(俺)クズでしょ?」
春日「クズだな。でもな、分からんでもないな。」

・・・あ、これ自分だ。

昔付き合っていた人にもやってたし、気を許した友達の家でもやってた。

リトルトゥース失格だ。

今後はもう予め確認することにしよう。

片づけたらムカつくタイプのクズかどうか。

赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。/赤塚不二夫

明けましておめでとうございます。

仕事初めから予想以上に忙しくて、メンタルをがりがり削られました。
もう機械的に捌くしかないと思い、心を殺して迎えた昨日の金曜ロードショー「耳をすませば」。
今朝窓を開けても天沢聖司くんはいませんでした。代わりに隣の家のお爺ちゃんの頭が見えました。

現実に絶望しつつも2019年は仕事を辞めないように頑張るつもりです。
あと、ブログも書くことがある限り続けます。

さて2019年度一発目の本。

 

赤塚不二夫が今では各業界で天才、大御所と言われる面々と対談した本。

七人の侍みたいな面々にしたかったという本人。

タモリ、柳美里、立川談志、北野武、ダニエル・カール、荒木経惟、松本人志

と大御所の面々。

どの章も読み応えは抜群だけどタモリさんとの関係性が、今の時代にはないことだなあと思って
感慨深い。

タモリさんは赤塚不二夫にその面白さを買われて、30歳の時に九州から上京した。

上京後も赤塚不二夫の目白の高級マンションに居候し、ベンツを乗り回す贅沢な居候生活を満喫したという。

方やパトロンである本人は事務所のロッカーを倒してベット代わりに寝て、タクシーを使う。

タモリさんのいう居候の秘訣は、

「恐縮すると居候を養っている側が見くびるんですよ。こいつぁー大物じゃないって(笑)。

こんなもてなしくらい、俺は当然受けていい人物だっていうのを見せないと、居候やっていけないですよ。」

赤塚不二夫は「笑い」に代えがたい価値を持ってたから、自分が面白いと思ったタモリさんを惜しみなく支援した。

才能を買うという行為は博打のようなもので、覚悟がないとできない。
回顧主義かもしれないけど、人間臭くていい時代だなあと思う。

この対談集でドキッとしたのがダニエル・カールとの対談。
戦争経験者の赤塚不二夫が、
ダニエルに「アメ公」「アメチャン」と呼びかける。
侮辱ともとれる物言いに、何と呼んでくれてもいいですと真摯に質問に答えていくダニエル。
「ねえ、ダニエル・カールさん。だけど俺はいまでも悔しい、アメリカに負けたのは。」
そうこぼす赤塚不二夫に対して「今は仲がいいんだから関係ない」と諭す。

アメリカのことを認めているけど、肯定したくない揺らぎみたいなものが見て取れる。
言葉の節々には日本という国を想い、本気で心配している姿があった。

対談集とか結構好きで読んでしまうのは、
人と人との違う意見が知れることにある。

相手に媚びない率直な人の話は面白い。

これでいいのだ。っていい言葉。