悪友vol.1/劇団雌猫

浪費。
それは、金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。

昨年話題になった劇団雌猫の同人誌。

ネット販売(BOOTH)とイベント物販のみだが、
小学館から「浪費図鑑」というタイトルで商業版が発売されている。

劇団雌猫はアラサー4人組からなる同人サークル。

初めて知ったのは、阿佐ヶ谷ロフトAのイベント『集まれ浪費女!HiGH & 浪費ナイト』だった。
今見るとやばい女が集まりそうなイベントだ。(当日人に見られていないか周囲をよく見渡してから入った)

本誌は「インターネットで言えない話」をテーマとして募集し、劇団雌猫が編纂したもの。
さまざまなジャンルの女オタクの浪費体験談がエッセイ形式で語られる一冊。

私もオタク側の人間なので某アニメの複製原画を買った時は、
この絵一枚で、伊勢丹で服が買えるぞ・・・!とヒリヒリした気持ちを抱きながら
ポチッとしたことがある。

誰に言っても理解されないので、家にひっそりと飾って眺めている。

が、しかし。

上には上がいるのだ。
例えば『EXOで消費する女』のエピソード。
K-POPアイドルEXOのメンバー・カイにハマってしまった女性。

20代前半・都内在住・一人暮らし。
1年間の遠征費120万。行った公演13回。

一人暮らしでそれだけの遠征費捻出できるのがすごい。

「夏のボーナスを全部オタ活に使った、と彼氏に話したら、本気で病院に行くことを勧められ、フラれた。」

と恋愛がダメになっても、通帳の残高を観て「お金がない」と思っても、
関心と欲求の大部分をEXOが占めているから、我慢はしていないという。

何より、公演13回に行って
■カイがコンサートで全て踊り切った公演・・・2回
■一部出演・・・10回(踊り無し、または動く程度、出演時間は全体の1~5割)
■そもそも来なかった公演・・・1回(主催者側の不手際が原因)

せ、切ない・・・!
笑っちゃいけないけど、目的の推しが出演しないって。しかも海外。

「そんなに辛いなら行かなければいい。わかっている。でも行ってしまう。わずかな希望に賭けているから。」

そう損得じゃないのだ。
自分で自分が喜ぶことにお金を使う。

これぞ一番健全なお金の使い方かもしれない。

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